第6回日本エピジェネティクス研究会

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挨拶

第6回日本エピジェネティクス研究会年会

会長 牛島 俊和

国立がん研究センター研究所 上席副所長 / エピゲノム解析分野 分野長

 この度、第6回日本エピジェネティクス研究会年会を開催させていただくことになりました。エピジェネティクス研究が時代の潮流とも言える時に年会を開催させていただくこと、大変光栄に思います。
 もともと、日本エピジェネティクス研究会は、全国のエピジェネティクス研究者が分野の垣根を越えて交流する場としてスタートしました。一昔前は「エピジェネティクス」というと限られた学問分野でしたが、現在は様々な生命現象を網羅する基盤としての位置がはっきりとしてきました。さきがけ「エピジェネティクス」、NEDO「エピゲノム創薬」、CREST「疾患エピゲノム」などのトップダウン型の研究支援に加え、研究者提案型のエピジェネティクス関連の新学術領域も多数成立しています。世界に目を向けると、米国、EU、韓国、イタリア、日本、ドイツ、カナダ、フランス等による国際コンソーシアムInternational Human Epigenome Consortium(IHEC)が発足し、ヒト標準エピゲノム決定によりエピジェネティクス研究を加速させようとしています。まさに、生命現象を理解するうえで、また、疾患の予防・診断・治療を考えるうえで、エピジェネティクスが欠かせない学問分野であることが広く認知されています。この大きな潮流の形成に、会員の皆様の研究が、また、本研究会が貢献してきたことを嬉しく思います。
 そのような中、多くの会員の方にとって最も時宜を得た有用なテーマは何かを考えてみました。その結果、本年会では「Breakthrough with New Technologies」を基調テーマとし、今後のエピジェネティクス研究の発展の鍵となる技術を特に取り上げることにしました。同時に、分野を超えて興奮できる「面白い生命科学の発見」にも着目しました。組織委員の先生方のお知恵をいただき、今まで本会に馴染みが少なかった先生方にもご入会いただき、大変に魅力的な講演プログラムを作ることが出来ました。特別講演では、世界のヒストン修飾研究を牽引してきたドイツMax planck研究所のThomas Jenuwein博士に最新の成果について発表いただく予定です。更に、「New Technologies」を実際に研究に取り入れていただくため、例年以上に企業セミナー・企業展示にも力を入れました。
 本年会を通して、新しいアイデアや共同研究が生まれ、皆様の研究、そして、日本及び世界のエピジェネティクス研究がますます発展することを祈念しております。皆様の活発なご参加を、どうか宜しくお願い申し上げます。

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